I permanently serve you. NeroAngelo
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※残酷な表現有り 苦手な方はお戻り下さい
そして2話目なんだぜ。
そして2話目なんだぜ。
この『世界』を作ったヤツも
この下らない『遊び』を強制するヤツも
この世界の全ての権利を持つ『所有者』も
全て、俺は──知っている
Want to return 2
カラッドとアルディックは、とあるビルの一室に居た。
この『遊び』に参加する人間にとって、唯一休息できる場所。それがこの部屋だった。
遊びが始まる前に、『主催者』の独断によってその場所は決まるらしい。
時折、仲間同士でも離れ離れになることがある。
カラッド達は運良く、仲間同士で同室になった。
「あー、今日も疲れたな……」
アルディックは大きく伸びをすると、そのまま部屋の隅にあるベッドに横になった。
「……あんたは何もしてないだろ」
カラッドは溜め息を付くと、血に濡れたコートを脱ぐ。
コートの下に着ていた白いシャツは、赤いシャツと見間違う程に赤くなっていた。
「──お前それで何着目だ? 汚すの」
「……忘れた」
アルディックの質問に答え、カラッドはそのシャツも脱ぎ捨てるとゴミ箱に放り込んだ。
「俺が覚えてる限りだと……それ6着目だぞ」
「──あんた、結構暇人なんだな」
棚の引き出しから取り出した真新しいシャツを着ながら、呆れたように言った。
「いや、暇人っていうか、何でも数えるのが好きなんだよ」
「ふぅん……」
カラッドは興味が無さそうに生返事をし、自分のベッドに腰掛けた。
「──そういやあんた」
「何だ?」
アルディックはベッドから起き上がり、カラッドを見た。
「初めて会ったときからずっとスーツだよな……汚したりはしない訳?」
アルディックは初めてカラッドと出会ってから、ずっとスーツのみを着ている。
カラッドの言葉に、アルディックは少し笑った。
「俺は服は汚したくないからな。それに、俺が使ってる武器とか見れば解るだろ? 汚れる心配がないんだ」
言いながら、アルディックはベッドの片隅に転がっていた物を拾い上げた。
それは
「……ショットガンか……まぁ、その通りだな」
遠くから攻撃する銃などの武器であれば、服が返り血で汚れる事は無い。
「他にも理由はあるんだけど、また今度な」
アルディックは言うと、ショットガンを元あった場所に戻した。
カラッドはそれ以上追求せず、部屋に唯一ある大きめの窓から外を見た。
真っ白な空に、真っ黒な都市。
ここには太陽も月も無い。従って、朝も昼も夜も来ない。
「なあ、アルディック」
「んー? どした?」
「この世界には、時間の概念が無い。──それと、空腹を感じる事もない……合ってるか?」
カラッドの質問が予想外だったのか、アルディックは少しの間驚いて答えを探していた。
「あー……それで合ってると思うぜ」
アルディックの答えに、カラッドはまるで嘲笑うように口角を上げた。
「……このまま、この世界に居たら──」
「何だ?悪ィ、聞こえなかった」
「……何でもない」
「何だよ、気になるじゃねえか!! 教えろ!!」
「煩いな……俺だって疲れてるんだ──寝させてくれ」
カラッドは詰め寄ってくるアルディックを一蹴すると、壁側を向きベッドに横になった。
──このまま、この世界に居たら
確実に……狂うだろうな
硝煙と血の匂いしかしない白黒だけの世界
あんたは、俺を狂わせたいのか?
俺をあの頃から自分の良いようにしてきたくせに
あんたはまだ、俺を──『玩具』として見ているのか?
カラッドは無愛想で人見知りです…てどこの俺wwwww
この下らない『遊び』を強制するヤツも
この世界の全ての権利を持つ『所有者』も
全て、俺は──知っている
Want to return 2
カラッドとアルディックは、とあるビルの一室に居た。
この『遊び』に参加する人間にとって、唯一休息できる場所。それがこの部屋だった。
遊びが始まる前に、『主催者』の独断によってその場所は決まるらしい。
時折、仲間同士でも離れ離れになることがある。
カラッド達は運良く、仲間同士で同室になった。
「あー、今日も疲れたな……」
アルディックは大きく伸びをすると、そのまま部屋の隅にあるベッドに横になった。
「……あんたは何もしてないだろ」
カラッドは溜め息を付くと、血に濡れたコートを脱ぐ。
コートの下に着ていた白いシャツは、赤いシャツと見間違う程に赤くなっていた。
「──お前それで何着目だ? 汚すの」
「……忘れた」
アルディックの質問に答え、カラッドはそのシャツも脱ぎ捨てるとゴミ箱に放り込んだ。
「俺が覚えてる限りだと……それ6着目だぞ」
「──あんた、結構暇人なんだな」
棚の引き出しから取り出した真新しいシャツを着ながら、呆れたように言った。
「いや、暇人っていうか、何でも数えるのが好きなんだよ」
「ふぅん……」
カラッドは興味が無さそうに生返事をし、自分のベッドに腰掛けた。
「──そういやあんた」
「何だ?」
アルディックはベッドから起き上がり、カラッドを見た。
「初めて会ったときからずっとスーツだよな……汚したりはしない訳?」
アルディックは初めてカラッドと出会ってから、ずっとスーツのみを着ている。
カラッドの言葉に、アルディックは少し笑った。
「俺は服は汚したくないからな。それに、俺が使ってる武器とか見れば解るだろ? 汚れる心配がないんだ」
言いながら、アルディックはベッドの片隅に転がっていた物を拾い上げた。
それは
「……ショットガンか……まぁ、その通りだな」
遠くから攻撃する銃などの武器であれば、服が返り血で汚れる事は無い。
「他にも理由はあるんだけど、また今度な」
アルディックは言うと、ショットガンを元あった場所に戻した。
カラッドはそれ以上追求せず、部屋に唯一ある大きめの窓から外を見た。
真っ白な空に、真っ黒な都市。
ここには太陽も月も無い。従って、朝も昼も夜も来ない。
「なあ、アルディック」
「んー? どした?」
「この世界には、時間の概念が無い。──それと、空腹を感じる事もない……合ってるか?」
カラッドの質問が予想外だったのか、アルディックは少しの間驚いて答えを探していた。
「あー……それで合ってると思うぜ」
アルディックの答えに、カラッドはまるで嘲笑うように口角を上げた。
「……このまま、この世界に居たら──」
「何だ?悪ィ、聞こえなかった」
「……何でもない」
「何だよ、気になるじゃねえか!! 教えろ!!」
「煩いな……俺だって疲れてるんだ──寝させてくれ」
カラッドは詰め寄ってくるアルディックを一蹴すると、壁側を向きベッドに横になった。
──このまま、この世界に居たら
確実に……狂うだろうな
硝煙と血の匂いしかしない白黒だけの世界
あんたは、俺を狂わせたいのか?
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あんたはまだ、俺を──『玩具』として見ているのか?
カラッドは無愛想で人見知りです…てどこの俺wwwww
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赤闇銀羽
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性別:
非公開
職業:
ソルジャー1st
趣味:
妄想!
自己紹介:
こちらは更新凍結しました
サイトにて活動中。
手描きブログ。
FF、DMC、TOAをメインにやる予定だったのに何かオリジナル増えそう。
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