数行詩ログ 2

１

伸ばした手は拒絶され
大切な人を救い出すことすらできないまま
その場に座り　掌から赫い泪を流す

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２

ルールに縛られて僕らは生きている
この狭い箱庭の中で
滑稽にも這いずり回って
愚かにも足掻き藻掻いて

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３

出来ることなら一緒にいきたい
その先が闇であっても
その闇の先が、死であっても
唯一の肉親である半身とならば

一緒に逝かせてくれ

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４

幾ら泣き叫んでも
幾ら名前を呼んでも
幾ら、願ったとしても

もう　会えない

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５

伸ばした手は拒絶され
大切な人を救い出すことすらできないまま
その場に座り　掌から赫い泪を流す

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６

気付けば、あいつの姿が消えていた
何処に行ったの消えてしまったの
否
消えたのは

俺だ

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７

餓死してしまえばいい
世の事全てに怯える鏡に映る人間など
その時に気付く
愛情に飢えているのだと

数行詩ログ 1

１

塗り固められて動かないお前への愛
それはきっと
狂気と嫉妬で黒く澱んでいるのだろう
その愛を、受け取ってくれるお前に
心からの、束縛を

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２

涅槃で貴方に会えるというのなら
俺は喜んで
喜んでこの世界を捨てよう

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３

出来ることならば　一緒に居たかった
出来ることならば　共に
共に笑い合って居たかった
たった１人の　俺の片割れ

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４

涙腺など俺は持ち合わせていない
そんなモノあるだけ無意味だ
俺は涙を流さないのだから

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５

何で一番いて欲しい人がここに居ないのか
それを考え続けていようとも
もうあんたは戻ってこない
いつも俺の傍にいてくれた半身
もうあんたはここにいない

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６（２のLong Ver.

この街も
この国も
数少ない友人も
俺が生きた証も
記憶も
この世界も

何もかも

俺は喜んで捨てよう

涅槃で出会えるというのなら