魔界に堕ちよう Want to return 3 忍者ブログ
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※残酷な表現有り 苦手な方はお戻り(ry


何かもうこの言葉書くのめんどくs(ry
評価して貰ったらリレイズよりは統一感があるそうです。
…何か嬉しいような嬉しくないようなw
確かにあっちは行き当たりばったりで実験気味の所多いもんなぁ…
こっちは最初に世界とかを決めてからカラッドとアルディックをぽーいと放り込んだから
統一感があるのね!

取り敢えず「小説を書きたいという熱意は伝わってきます」って言われたよ!
頑張るわ!!もっと!!

朝も昼も夜もない
寝て起きて、殺す
繰り返す。繰り返す。

俺は……狂っていませんか。

Want to return 3

「──ん……」
カラッドは目を覚まし、身体を起こした。
寝起きで霞む目を擦り、部屋の中を見回す。
「……アルディックは……居ないのか」
アルディック自身も、アルディックのベッド脇にある棚の上にある筈のショットガンも見当たらない。
──多分、また殺ってるんだろ
カラッドがそう考え、一度欠伸をした時だった。
「お、カラッド起きたか!」
やけに明るい声で言いながら、アルディックが部屋の中に入ってきた。
いつも通り、黒いスーツには返り血どころか汚れ一つ付いていない。
「……どこ行ってたんだよ?」
「え? ……あんまやりたくは無いけど、この遊びに参加してきたよ」
アルディックは溜め息混じりに言い、持っていたショットガンを自分のベッドの上に無造作に置いた。
「全く、何を考えてるんだろうな──こんなの、おかしいだろ……」
「……何も、考えちゃいないだろ……どうせ、血に溺れて狂ってるだけだ」
吐き捨てるように言ったカラッドを見て、アルディックが微かに驚いたような表情をした。
「ま、そうだよな──そうじゃなかったら、俺達がここに居ることなんてないんだから」
この『遊び』に参加している『参加者』達は、皆『他の世界』から連れてこられた人間達だ。
カラッドの居る世界には、アルディックという人間は存在していない。
勿論、アルディックの世界にはカラッドが存在していない。
平行して幾つもあると言われている別世界から、適当に気紛れに強制参加させられた人間達。
「そういやカラッド」
「……何」
「お前の居た世界って、どんなところだった?」
アルディックの好奇心が見え隠れする質問に、カラッドは少し考えてから
「……普通に、科学も発達してたし、自然もちゃんと残ってる、そんな世界だった」
「いいな──自然が残ってるっていうの、凄い羨ましい」
「……あんたの世界は?」
カラッドが聞くと、アルディックは諦めたような口調で話し始めた。
「自然なんてどこにもなかったよ……世界中機械だらけだ。それも、世界のほぼ全てを
バカでかい都市が支配してるくらいな」
「──大変そうだな」
「大変なんてモンじゃねえよ。戦争は1日たりとも止んだことないしな。
そういう意味では──この世界と変わらない。どこかで、人が人を殺して、人が死んでる」
アルディックはそう言った後、今度は自嘲するように口元に笑みを浮かべた。
「でも──俺はそんな大都市でのうのうと生きてたんだよな……都市の連中が間違ってることを
してるって知っておきながらさ」
「そこにしか居場所が無いなら……仕方のない事じゃないのか」
「──そういう考えもあるな」
カラッドの言葉に、アルディックは頷いた。
「……じゃあ、お前はその世界でどんな生活してた?」
アルディックの言葉に、カラッドの表情が凍り付いた。
「──どうしたんだ?」
「……いや、何でもない」
カラッドは頭を振ると、大きくため息を吐いた。
「あんまり、言いたくないな……まともな生活なんてしてなかった、って事だけは、言っておく」
その答えに、アルディックは何も言わずにカラッドに歩み寄った。
そして何も言わず、カラッドの頭を優しく撫でた。
「……何、するんだよ」
「お前の方が、俺より何倍も辛かったんだろうなっと思って」
「子供扱いするなよ……あんたは俺の父親か?」
自分の頭の上からアルディックの手を退けながら、カラッドは言った。
「いや、この世界でのお前の保護者っていう立ち位置だと思うけどな。親父はいいモンだろ?」
「……どこがだよ」
カラッドは呟くと、部屋にある窓から外を眺める。
「……親なんてアテにならないんだ。子供が死にそうになってたって苦しんでたって、
助けてくれやしない」
アルディックはカラッドの言葉を聞き、呟いた。
「──悲しいな」
カラッドはそれには答えなかった。


今思えば

親達は恐れていたのかもしれない

俺を虐げるあいつを
狂気を具現化したような……

もう全部、この世界で


終わらせた方が良いのかもしれないな





何か腹が痛い。学校にいるときからだけどw

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