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うひぃいぃいいいい何だこの放置プレイ(ry
どこまで書いたっけ状態だぞおい。そして誰だマーヴィンに1票入れてくれたのhアッー
RELAYS - リレイズ - 23 【裏側-2】
「……まずは順を追って話そう、そうじゃないとごちゃごちゃになる」
順を追って分かり易く噛み砕いて話をしないと、イーナにもラスターさんにも伝わらない。
俺達──というか、機関に所属している人間の事はまだ、後回しでも大丈夫そうだった。
「イーナが言った『この世界で何が起こっているのか』って事なんだが」
「うん」
今俺達が生きているこの世界、この星で起こっていること。
それを簡単に一言で言えば──『自然破壊』。無差別に無作為に、自分達の領土を広げるだけの行為だ。
あの都市で生きている人間達は、それを知らない。知る術さえ、持っていないし解らない。
皆、疑いもなく支配者についていく。自分達の生活を良くしてくれるのだと信じ切っているから。
中にはそうじゃない人間も居るだろうけれど、刃向かうことはしない。
恐らく、昔に比べて凄く発展した今の生活を手放したくないのだと思う。
殆どの人間は、便利さを知ってしまえばそれを手放すことを極端に躊躇う。手放しがたい『幸福』だ。
だからあの都市を止める人間も居ない。都市は勢いを増していく。
そこまで俺は説明したが、イーナとラスターさんはずっと黙っていた。怒っているのか
呆然としているのか解らないが。
「……二人ともここまで解」
「「全ッ然」」
言い終わる前に、強い口調で同時に言われた。俺の説明の仕方が悪いのか?
それなら俺より冷静にはっきりと物事を伝えられるソーマの説明の方がいい気がする。
ちらりと横目でソーマを見るが、腕を組んだままで何も言わない。要するに俺が全部説明しろと
言いたいのか。
「──兎に角、あの都市が馬鹿みてェな事してるってことだけは解った」
溜め息混じりに、吐き捨てるように言葉が出された。
「イーナは? ……おい、どうしたんだ?」
問い掛けても、俯いたままで何も反応がない。
「……あ、ごめんごめん、私も同じ。そこまでは解ったわ」
顔を上げて少し笑いながら言ったイーナは、「ただ」と続けた。
「ただね、私はどんなに呑気だったんだろうって考えてたの。そんな大変な事も知らないで、さ」
「いや、人間は誰でもそういうものだ。上層部の人間だけが真実を知り、下に居る者達は
何も知ることが出来ない。世界であろうと何であろうと、それにさほど変わりはない」
「そうそう、兄サンの言う通りだぜ? 嬢ちゃんが責任感じる必要はねェって話だ」
「──うん……」
シェイド大佐とラスターさんが言っている事は間違っていない。イーナが責任を感じる
必要なんてどこにもないのだ。
「……じゃあ、話を続けるけどいいか?」
「ああ、続けてくれ」
この世界と都市のことは話した。次に話すべき事は俺達と機関の事についてだ。
「次は機関と俺達の事について、だったよな」
前置きをしてから、俺は話し始めた。
俺やソーマが所属している機関『リレイズ』。世界保護機関という名前をもっと噛み砕いて言うと
ウィジロへの反抗組織と言えるだろう。少し語弊があるかもしれないが。
そこに所属しているのは、ダグラスさんのような司令官や上層部の人間だったり、アイドの
ような色々な研究をしているらしい研究班の人間だったり、スパイのような役割をする人間だったり。
そして、俺達のような、前線に出ていって戦ったりする人間だったりする。
戦闘をする人間は、皆一様に何かしらの力を持っている。所謂『能力者』だ。
勿論、俺もソーマも例外じゃない。
俺の場合は、自分の能力が日本刀として実体化されている。刀自体が俺の能力ということ。
ソーマの場合は、一番分かり易く魔力を持っている。
武器である巨大鎌──ナトゥスもその魔力で生成されている……らしい。詳しいことは知らないが。
その為、所持者であるソーマの意志で出現させたりできる。
その他にも能力者もとい能力はあるらしいが、俺が知っているのはこれくらいだ。
「……ついてきてるか?」
「一応、ね」
「こっちの方が分かり易かったな」
機関や俺達の事はちゃんと伝わったらしい。
「……まあ別に、能力者じゃなくても人並み以上の力さえあればいいんだけど、な」
例えばシェイド大佐のような人間とかは全然大丈夫なのだ。寧ろ大歓迎、といったところか。
「要するに──ウィジロの機能を停止させて、この星の滅亡を食い止める。これが機関の……
俺達の目的だ」
俺が覚えている、知っている事は全て話した。
もうイーナやラスターさんに教えることは何もない。
「──一つ聞きたい」
今まで黙っていたソーマが、唐突に口を開いた。
「貴様、あの赤髪とは幼馴染みだと言っていたが──どういう意味だ?」
イーナを見ながら、ソーマは淡々とした口調で問い掛けた。
赤髪というのはザクストの事だろう。赤髪と言ったらそいつしか居ない。
「あー……えっと、昔一緒に暮らしてたんだ。私の家、お父さんは居ないしお母さんは病気だし」
頭を描きながら、イーナは続ける。
「それで、お母さんが元気になるまで、っていう条件で、仲が良かったザクストの家に……居候って
言ったらいいのかな? そんな感じだったの。──でも、私が15歳くらいのときに突然居なく
なっちゃって……ね」
「成る程なぁ……」
イーナの話をまとめるとこうなる。
父親は失踪、母親は病気、そして唯一仲が良かった人間であるザクストの家に住まわせて貰っていたと。
そして今回、数年ぶりに再開したという事なのだろう。
久々に再開した仲の良かった幼馴染みが、敵として自分に銃口を向けてきた。
イーナのショックがどれ程だったのか、計り知れない。
それを無関係の俺が考えても、何も解らない。その苦しみを知っているのは本人だけだ。
それよりも気になることがあった。
「……で、イーナ。何でこんな事聞こうと思ったんだ?」
確かに、あんな戦闘の光景を見て「何があったのか」と聞かない人間はいないと思う。
だが、何故全部を知りたがったのか。それが解らなかった。
「あ……そうだった」
思い出したようにイーナは呟くと、俺の眼を見据えた。
「私も、あんた達が居る機関って入れる?」
「は!?」
イーナは何を聞いていたんだ。
「だから、それはさっき俺が言っただろ!?」
多分……というか、絶対入ることは不可能だろう。
彼女は何の力も持たない一般人なのだから。ウィジロの情報なら少しは聞き出せるだろうけれど。
「力も覚悟も何も無い人間等、居ても邪魔なだけだ」
無表情に、はっきりとソーマは言い放った。
「ソーマお前また……」
言っていることは間違っていない。ただソーマの場合言い方が問題なのだ。
「事実だろう。──戦えない貴様に、此処に居る資格はない」
「だからその言い方をどうにかしろって──」
「──じゃあ試してみる?」
イーナの声と同時に、何か鎖の鳴るような音が聞こえた。
そちらを振り返ると、イーナの手には持っていたバッグから取り出したのか鎖鎌が握られていた。
「……イーナ、待て、どういう意味だ?」
「言葉の通りよ。私に力があるのかないのか試す? 黒ずくめ」
どう考えても、彼女の言葉はソーマを挑発しているようにしか聞こえない。実際している。
「──死ぬ覚悟は?」
普段の声音と変わらない筈のソーマの声が、酷く冷たい気がした。
「……いいわよ」
「やめろイーナ、こいつと戦ったら冗談じゃなく危ない」
「そうだって、んな事しなくたっていいだろ?」
「二人の言う通りだ。ここでやらなくてもいいだろう」
俺とラスターさんとシェイド大佐の制止にも、イーナは揺るがなかった。
「しょうがないな……ソーマ、少しは加減しろよ」
「さあな。できたらしよう」
「……嬢ちゃん、マジで大丈夫か?」
「うん、大丈夫」
そんな会話を交わしながら、俺達は部屋を出た。
3日かかったわばーろー!!wwwwwwwwww畜生!!wwww
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「……まずは順を追って話そう、そうじゃないとごちゃごちゃになる」
順を追って分かり易く噛み砕いて話をしないと、イーナにもラスターさんにも伝わらない。
俺達──というか、機関に所属している人間の事はまだ、後回しでも大丈夫そうだった。
「イーナが言った『この世界で何が起こっているのか』って事なんだが」
「うん」
今俺達が生きているこの世界、この星で起こっていること。
それを簡単に一言で言えば──『自然破壊』。無差別に無作為に、自分達の領土を広げるだけの行為だ。
あの都市で生きている人間達は、それを知らない。知る術さえ、持っていないし解らない。
皆、疑いもなく支配者についていく。自分達の生活を良くしてくれるのだと信じ切っているから。
中にはそうじゃない人間も居るだろうけれど、刃向かうことはしない。
恐らく、昔に比べて凄く発展した今の生活を手放したくないのだと思う。
殆どの人間は、便利さを知ってしまえばそれを手放すことを極端に躊躇う。手放しがたい『幸福』だ。
だからあの都市を止める人間も居ない。都市は勢いを増していく。
そこまで俺は説明したが、イーナとラスターさんはずっと黙っていた。怒っているのか
呆然としているのか解らないが。
「……二人ともここまで解」
「「全ッ然」」
言い終わる前に、強い口調で同時に言われた。俺の説明の仕方が悪いのか?
それなら俺より冷静にはっきりと物事を伝えられるソーマの説明の方がいい気がする。
ちらりと横目でソーマを見るが、腕を組んだままで何も言わない。要するに俺が全部説明しろと
言いたいのか。
「──兎に角、あの都市が馬鹿みてェな事してるってことだけは解った」
溜め息混じりに、吐き捨てるように言葉が出された。
「イーナは? ……おい、どうしたんだ?」
問い掛けても、俯いたままで何も反応がない。
「……あ、ごめんごめん、私も同じ。そこまでは解ったわ」
顔を上げて少し笑いながら言ったイーナは、「ただ」と続けた。
「ただね、私はどんなに呑気だったんだろうって考えてたの。そんな大変な事も知らないで、さ」
「いや、人間は誰でもそういうものだ。上層部の人間だけが真実を知り、下に居る者達は
何も知ることが出来ない。世界であろうと何であろうと、それにさほど変わりはない」
「そうそう、兄サンの言う通りだぜ? 嬢ちゃんが責任感じる必要はねェって話だ」
「──うん……」
シェイド大佐とラスターさんが言っている事は間違っていない。イーナが責任を感じる
必要なんてどこにもないのだ。
「……じゃあ、話を続けるけどいいか?」
「ああ、続けてくれ」
この世界と都市のことは話した。次に話すべき事は俺達と機関の事についてだ。
「次は機関と俺達の事について、だったよな」
前置きをしてから、俺は話し始めた。
俺やソーマが所属している機関『リレイズ』。世界保護機関という名前をもっと噛み砕いて言うと
ウィジロへの反抗組織と言えるだろう。少し語弊があるかもしれないが。
そこに所属しているのは、ダグラスさんのような司令官や上層部の人間だったり、アイドの
ような色々な研究をしているらしい研究班の人間だったり、スパイのような役割をする人間だったり。
そして、俺達のような、前線に出ていって戦ったりする人間だったりする。
戦闘をする人間は、皆一様に何かしらの力を持っている。所謂『能力者』だ。
勿論、俺もソーマも例外じゃない。
俺の場合は、自分の能力が日本刀として実体化されている。刀自体が俺の能力ということ。
ソーマの場合は、一番分かり易く魔力を持っている。
武器である巨大鎌──ナトゥスもその魔力で生成されている……らしい。詳しいことは知らないが。
その為、所持者であるソーマの意志で出現させたりできる。
その他にも能力者もとい能力はあるらしいが、俺が知っているのはこれくらいだ。
「……ついてきてるか?」
「一応、ね」
「こっちの方が分かり易かったな」
機関や俺達の事はちゃんと伝わったらしい。
「……まあ別に、能力者じゃなくても人並み以上の力さえあればいいんだけど、な」
例えばシェイド大佐のような人間とかは全然大丈夫なのだ。寧ろ大歓迎、といったところか。
「要するに──ウィジロの機能を停止させて、この星の滅亡を食い止める。これが機関の……
俺達の目的だ」
俺が覚えている、知っている事は全て話した。
もうイーナやラスターさんに教えることは何もない。
「──一つ聞きたい」
今まで黙っていたソーマが、唐突に口を開いた。
「貴様、あの赤髪とは幼馴染みだと言っていたが──どういう意味だ?」
イーナを見ながら、ソーマは淡々とした口調で問い掛けた。
赤髪というのはザクストの事だろう。赤髪と言ったらそいつしか居ない。
「あー……えっと、昔一緒に暮らしてたんだ。私の家、お父さんは居ないしお母さんは病気だし」
頭を描きながら、イーナは続ける。
「それで、お母さんが元気になるまで、っていう条件で、仲が良かったザクストの家に……居候って
言ったらいいのかな? そんな感じだったの。──でも、私が15歳くらいのときに突然居なく
なっちゃって……ね」
「成る程なぁ……」
イーナの話をまとめるとこうなる。
父親は失踪、母親は病気、そして唯一仲が良かった人間であるザクストの家に住まわせて貰っていたと。
そして今回、数年ぶりに再開したという事なのだろう。
久々に再開した仲の良かった幼馴染みが、敵として自分に銃口を向けてきた。
イーナのショックがどれ程だったのか、計り知れない。
それを無関係の俺が考えても、何も解らない。その苦しみを知っているのは本人だけだ。
それよりも気になることがあった。
「……で、イーナ。何でこんな事聞こうと思ったんだ?」
確かに、あんな戦闘の光景を見て「何があったのか」と聞かない人間はいないと思う。
だが、何故全部を知りたがったのか。それが解らなかった。
「あ……そうだった」
思い出したようにイーナは呟くと、俺の眼を見据えた。
「私も、あんた達が居る機関って入れる?」
「は!?」
イーナは何を聞いていたんだ。
「だから、それはさっき俺が言っただろ!?」
多分……というか、絶対入ることは不可能だろう。
彼女は何の力も持たない一般人なのだから。ウィジロの情報なら少しは聞き出せるだろうけれど。
「力も覚悟も何も無い人間等、居ても邪魔なだけだ」
無表情に、はっきりとソーマは言い放った。
「ソーマお前また……」
言っていることは間違っていない。ただソーマの場合言い方が問題なのだ。
「事実だろう。──戦えない貴様に、此処に居る資格はない」
「だからその言い方をどうにかしろって──」
「──じゃあ試してみる?」
イーナの声と同時に、何か鎖の鳴るような音が聞こえた。
そちらを振り返ると、イーナの手には持っていたバッグから取り出したのか鎖鎌が握られていた。
「……イーナ、待て、どういう意味だ?」
「言葉の通りよ。私に力があるのかないのか試す? 黒ずくめ」
どう考えても、彼女の言葉はソーマを挑発しているようにしか聞こえない。実際している。
「──死ぬ覚悟は?」
普段の声音と変わらない筈のソーマの声が、酷く冷たい気がした。
「……いいわよ」
「やめろイーナ、こいつと戦ったら冗談じゃなく危ない」
「そうだって、んな事しなくたっていいだろ?」
「二人の言う通りだ。ここでやらなくてもいいだろう」
俺とラスターさんとシェイド大佐の制止にも、イーナは揺るがなかった。
「しょうがないな……ソーマ、少しは加減しろよ」
「さあな。できたらしよう」
「……嬢ちゃん、マジで大丈夫か?」
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そんな会話を交わしながら、俺達は部屋を出た。
3日かかったわばーろー!!wwwwwwwwww畜生!!wwww
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赤闇銀羽
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職業:
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