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まっがーれ↓って何だっけと思ったら古泉のキャラソンだったw

1週間近く放置しててごめんなさい、17話書きます。
ってか17話まで行ったってすげえええ(ry
果てなき蒼穹、果てる世界って久々に聞いた。やっぱ好きだ。




俺は、近くにあったかなり高さがある建物の上から戦場を見ていた。
こっちの兵士もあっちの兵士も、次々と倒れていく。
だが、死人は出てねェらしい──それが一番面白くねェんだよな……
殺す気で来いよ。さもないと──
──さあ、お前ら全員

RELAYS - リレイズ - 17 【応戦】

「取り敢えず、殺さなきゃいいんだろ?」
ラスターさんは一度立ち止まり、俺に聞いてきた。
「あ──そうです!」
「んじゃ、殺さない程度にやらせて貰おうか!」
笑って言うと、ラスターさんは敵兵の群へと走っていった。
敵兵は一斉に、ラスターさんへと銃口を向ける。
「危な──」
俺が言いかけた瞬間、辺りに澄んだ金属音のような音が響き渡った。
数秒遅れて、金属製の物が落ちる耳障りな音も。
「オレは人切るのに慣れてねェんでな……武器の方ブッ壊させて貰うぜ!」
敵兵が持っていた銃は、無惨にも切り刻まれて地面に落ちていた。
ラスターさんの着ている薄水色のエプロンには、汚れさえ付いていない。
「凄い……」
「そうか?あれくらいは普通に出来ると思うが」
シェイド大佐は全く驚いていない。
──そりゃ、大佐だもんな……あれくらい出来るに決まってるよな……
そう考えていると、ラスターさんが思い出したように俺に声を掛けてきた。
「──ヘメティ」
「何ですか?」
「オレが言えた事じゃねェんだがな──」
ラスターさんは一度前置きをして、言った。
「お前……人切った事ねェだろ」
その言葉に、俺は顔を上げた。
「何で──」
「刀に全然血の跡が見つからねェんだよ。それこそ新品って言っていいくらい綺麗すぎる」
あまりにも的を射た言葉に、俺は何も言えずに口を噤んだ。
「──まあ、無理にやれとは言わねェよ。少しずつそういうの克服できるようになりゃいい」
ラスターさんはそう言うと、手の中にある剣を構え直した。
「──はい」
俺が返事をすると、ラスターさんは笑った。
「なあ、オレあっち辺りやりてェんだけど良いか!?」
「──お前は何と言ってもやるだろう……勝手に暴れろ」
「サンキュ、兄貴!んじゃ、頑張れよー!」
全く緊張感のない声で、ラスターさんは近くの雑木林の中へと剣を持って歩いていった。
「──大丈夫なんですか?」
「一応あいつもオレ並には強い筈だからな。そうそう負けたりはしない。殺さないなら尚更、な」
俺は最後の言葉に少し疑問を持ったが
「さて、オレ達もやるぞ」
シェイド大佐の言葉に、俺は闇霧を握り直した。
「お前は無理をするな。切るのに慣れていないならそれは命取りだ」
「大丈夫ですよ」
シェイド大佐にそう返し、俺は先程ラスターさんが歩いていった方とは反対の方向に、走り出した。
俺の行動を予測できていなかったのか、敵兵の動きが一瞬止まった。
「はあッ!!」
俺は敵兵の持っていた銃に向けて、闇霧を振るう。
何かが切れる感触に遅れて、敵兵の持っていた銃が真っ二つに切断され、地面に落ちた。
敵兵は何が起こったのか瞬時に理解できず、驚いて固まっている。
だが、敵兵以上に驚いたのは──
「──できた……」
シェイド大佐でも、誰でもない。
──俺自身だった。
「何で──俺……できた……?」
ラスターさんの動きを見様見真似でやっただけで──
元からできた事のように、俺にはそれができていた。
「ヘメティ、お前──それが出来るのか?」
驚いたように俺に聞いてくるシェイド大佐に、俺は首を横に振った。
「解らないんです──何でこれが出来たのかも、何で……銃の扱い方を知っていたのかも」
以前言った通り、俺には記憶が無い。
俺が失った記憶の中の『俺』が、関係しているのか──
恐らく、そうなのだろう。
そうでなければ、おかしい。
「──おい」
不意に聞こえた声に、俺は声の聞こえた方を振り向いた。
「ソーマ!生きてたのか!」
「死ぬ訳が無いだろうが、馬鹿が」
ソーマは不機嫌そうに、俺に言葉を返してきた。
俺はそこで気付く。
いつもなら青と水色の光を帯びている白いナトゥスが、真っ赤に染まっていた。
「ソー……マ……それ──」
よく見れば、ソーマの黒コートにも大量の血が付着していた。
「心配するな、殺してはいない。──怪我も治る程度にしておいた」
言いながら、ソーマは自分の頬に付いていた血飛沫をコートの袖で拭う。
俺は最初、ソーマの言葉が信じられなかった。
血の量が、尋常じゃない。
どれ程の敵兵を斬り捨ててきたのかと思う程に。
「──あちらの敵は全て倒した。他は?」
ソーマは俺の隣にいたシェイド大佐に聞いた。
「あ、ああ……あっちはオレの弟がやっているから大丈夫だ。後はこの一帯──」
「大佐ッ!!」
シェイド大佐の言葉を遮るようにして、鋭い声が響き渡った。
「──ウライ!?」
少し離れた位置に立っているウライは、走ってきたのか肩で息をしている。
「何かあったのか!?」
「私達の、兵士……全部、あいつ……が──」
ウライが言い終わる直前──
銃声が、聞こえた。
「──ウライッ!!」
銃声が聞こえてから数秒も経たず、ウライがその場に倒れ込んだ。
ウライに駆け寄ろうと走り出したシェイド大佐の足が止まる。
「な──何故お前が……ッ」
そのウライの後ろに、人影が見えた。

「──もう『演技』はしなくていいらしいんでな」

笑いを含んだ声が、耳に届く。
「あんたの警戒心の無さには称賛してやるよ、大佐。」
二丁拳銃を手の中で回し、世間話でもするような声音で
「どこの誰かも解らねェ俺を信じて仲間にしてくれたんだからな──やりやすくて助かった」
そう言ったのは──

赤に黒が混じった混色の長髪を後ろで一つに纏めていている

「どういう、事だ──」

「──答えろ、ザクストッ!!」




午後4時から書き始めてごめんなさい。
途中で母に骸Attack!!とか聞かせてたから・・・

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