魔界に堕ちよう お題消化物 忍者ブログ
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チェーンメール。
「このメールを○人に送らないと〜」とかいうような迷惑メールの事…だったよな。
合ってるか?
まあ、とにかく。

俺は滅茶苦茶悩んでいた。

携帯を持ってから1ヶ月も経っていない俺の元に、そのチェーンメールなる物が送られてきたのだ。
まだメールの出し方でさえマニュアルを見ながらじゃないと出来ない程機械オンチな
俺に、どうやってこれを……
そもそも、俺のメールアドレスはどっから流出しやがった。
誰か晒しでもしてるのか?…それはないか。

そうそう。
メールの全文はこうだ。


このメールを4人に回さないと、夜明けと共に貴方は死にます
いや、殺されます
事故に遭うのでも、寿命が来るのでもない


……とかいう、短いメールだ。
まったく、タチの悪い迷惑メールだな。
誰だ、こんなのを思い付いた奴は。

この先にも何か4文字くらいの単語があった気がするが、無視だ無視。

まあ、文句を言っても無駄だ。送られちまったのはしょうがない。
こんなモン、即削除だろ。

ピッ

……あれ、何で削除できないんだ?
おかしい。
ここのボタンを押せば……
何度やっても、この迷惑この上ないメールは削除できやしない。

う〜ん……壊れたか?
明日、あいつにでも聞いてみるか。
俺1人じゃ解決できないしな。
あはは……
何か虚しくなってきた。

俺は携帯の電源を落とし、部屋の電気を消し、眠りについた。




───コン、コン

……ん?

微かなノックの音で、俺は目を覚ました。
携帯の時計を見れば、まだ午前4時半。
誰だ、こんな馬鹿みたいな時間に……

俺は布団から起き上がり、携帯を手にドアへ向かった。

「どちら様ですか〜……」

欠伸混じりの声で、当然の質問をする。
だが、返事はない。

俺は疑問に感じ、ドアをゆっくりと開けてみた。


……あれ?

そこには、誰も居なかった。
先程のノック音は風のせいだったのだろうか。
でも今は全くの無風だ。ドアを揺らす程の強風は当然のこと、そよ風さえ吹いていない。

何だったんだ?

そう思った瞬間、突然携帯が鳴り出した。
び、ビックリするな…
鼓動を休めながら、携帯に出る。

「もしもし……もしもし?」

電話の主は、俺に応対せずに黙っていた。
「間違い電話か…?」
相手に聞こえないくらいの小声で呟く。

その時、やっと相手が口を開いた。

『───後ろ───』

感情の篭もっていない冷たい声で、相手はそれだけを言った。
「後ろ?」
言われた通り、俺は、後ろを振り向いてみた。

「な……!?」

俺は絶句した。
何の前触れもなく、俺の真後ろに見知らぬ男が立っていた。

「あんた───」

誰だ、と続けようとしたが、俺は言葉を続けることができなかった。
男の手に握られている物を、俺は見てしまった。
それが



夜明けの光を浴びて、学生寮の42号室の前
赤い花が綺麗に咲いていた。



俺が 最期に 目に 入れた のは

綺麗 すぎる 朝焼け

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真夜中の街を俺は走っていた。
事務所を飛び出し、息を切らせて路地を走る。

何でこんなことになったのか?

俺は、午前2時を回った辺りで寝ようとしていた。
いつも通り、自室の近くにある洗面所に向かった。
俺だってちゃんと歯磨きくらいするさ。
面倒だからと電気を付けずにコップを手に取る。
そして不意に、中くらいの大きさの鏡を見た。
その瞬間、俺は眼を疑った。

俺のすぐ後ろに、誰か人間が居たのだ。

真夜中はただでさえ見づらいのに、月明かりの逆光も合わさって、そいつの顔も姿も
良く見えなかった。
電気を付ければ、相手の顔は良く見えるだろうが、それはしなかった。
見てしまえば、更なる恐怖に襲われるような……
そんなことを、俺は本能で感じ取っていた。

背丈は…俺とほぼ同じくらいか。
目を凝らして、やっと口元だけが見えるような状況にも関わらず、そいつは
まるで俺が見えているかのように、音もなく正確に俺の肩に手を置いた。
その手の冷たさに、俺の恐怖は爆発した。
気付けば、事務所兼自宅から飛び出していた。

それが、事の顛末だ。

もっと奥の路地裏に走り込み、立ち止まる。
ここまで来れば、さすがにあれも追ってこないだろう。
それに、ここら辺の地の利はこっちの方が断然有利に決まってる。

俺はそう結論づけ、安堵して長く息を吐いた。
と、息を吐くのとほぼ同時に、後ろから砂利を踏むような音がした。
まさかと思い、後ろを振り返る。

そこにいたのは


───ここの地の利はお前に有る?
───お前は誰だ?
───え、何だ、分からないのか?



「お前だよ」


俺と同じ顔をしている、何もかもが全く同じ。
違うのは、全てが全て真っ黒だということだけだった。


───お前が知ってる事は俺だって知ってるに決まってるだろ?



───なあ、俺

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意味も意義も理由も訳も何もない

毎日毎日、単調な仕事の繰り返し。
終わりの見えない戦争、いつか終わる俺の命。
終わりが見え透いている機関、終わりなど見えない都市。
それでも俺達は戦い続ける

戦場が生活の場所ならば
俺は黙って其処に居よう
考えることなどもうやめた
面倒くさいだけの考察

仕組まれたような戦いの軌跡
そこにぽっと出の能力者

全てを還して
全てを消して
全てを凍らせて
全てを掻き消して
何も感じなくなれればどれだけ楽か
嗚呼俺はそう考えて生きてきたんだ
霧のように消えて無くなってしまえば
空から降り注ぐ白い花は俺の心
俺の眼は光を映さない

存在する意義など考えるだけ無駄なこと
なのに人間は求め続ける
俺も人間ではあるけれど
無駄な考えなどに頭を使う気は更々無い

続きを始めようか
降り積もる雪を踏んで
雪を染める血に濡れて
台本の無い物語
真っ赤な道以外に
俺の進む道は無い

探す気も無い



+++++++++++++++

あれ詩になっちゃったよ?wwww

ソーマです。

つーか何か今無性にヘメティ描きたい(唐突
とりあえず兄貴に会いたい会わせろハゲコラお前後で絶対以下略。

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力があれば強いの?
力がなければ弱いの?

公園の片隅、子供達に忘れられてるみたいな錆びたブランコ。
私はそれに座って、夕焼けを見ていた。
雲に反射する橙が、凄く綺麗で。
私の手も、暖かい赤に染まってた。
でも、それは私の眼には映ってない。

力がなかったから弱いんだ
力があっても強いとは限らない

ずっと昔…という訳じゃないけれど。
私は数年前、道を違えた。
外れた。平和な一般人のレールから、私は進んで外れてしまった。
弟を守るために、この手に刃を持った。
その時は『守るためのモノ』としか考えられなかった。
馬鹿だと思う。
今その頃の私に会えたなら、私は思い切り罵倒しただろう。
それくらい、愚かなこと。
弟が、突然不良集団に絡まれて。
それを私は偶然目撃してしまった。
弟は、ただ「助けて」とだけ言ってて。
私はただ助けたかっただけなのに。
何であんなことになったんだろう。
私が調度持っていたのは、学生鞄と果物ナイフ。
骨折した友達のお見舞いに行った帰りだった。
それだけ。
なのに、ね。
弟は助けられたけど、結局自分を汚したんだ。

この事について、弟は「悪くない」と言ってくれたけど。
悪いのは全部私。

強さと弱さと弱さと強さ

私は弱かった。
だから、あんなモノに頼った。
弟は強かった。
だから……

私も、あんな風になれたらいいのに。
そう考えて、毎日を生きてる。

拭っても落ちない罪だけど。
だったら、一生償っても良い。
ただ、もうこれ以上。
私の近くの人に、災いをもたらさないで。
もし災厄が降りかかるなら、私にして。
盾にでも何にでもなる。

それが私に出来る唯一の

力がなくても強いよ
力があったから弱かったよ


流れていく 小さな想い
涙と謝罪と深い後悔
何故全てが終わった後に
罪に気が付くんだ



さあ、立ち上がって。
帰ろう。
夕焼け空。
みんなどこかで見てるのかな。


+++++++++++++


前ソーマでやったんだけどね。
つーかこっち酷いな。ソーマの方が上手かったんじゃないの。

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犯罪の定義なんて、あやふやなモノだよね?

お前はそう言ったっけ…

何で犯罪なんてあるんだろうな?
そうそう、この俺の言葉から始まったんだよな。
ホント、今思えばなんて難しい質問だよ……
言って悪かったな。
でもお前はちゃんと答えてくれた。
別によかったのに。どうせ冗談なんだから。
俺得意の、本気で言っているような冗談。
これでどれくらいの人に迷惑かけたんだろうな…
まあ、それは後々…な。

そう。
俺のふざけた質問に答えたそいつの答えが、冒頭。
俺は呆気にとられた。
そこら辺の大人より深い事あっさりと言うもんで。

そして、お前は言ったよな。
俺のつけてるイヤホン指差して

「授業中に聞いてるのも僕にとってはちょっと犯罪に見えなくもないんだよね」

痛いところを突かれて黙り込んだ俺を見て笑って、お前は続けた。

「犯罪がなくなることは…ないよね」

少し寂しそうに。
俺のせいでそうなったと思ったから。
「いや、無くそうと思えばいいんだろ!?」
思ったこと、はっきり口にした。
「……そう、だね」
俺の訳分かんねえ言葉にも、お前が答えてくれてホッとした。

……あ、そういえば。
これを話しているとき、ホントはお前もヘッドフォンしてたよな?
調度、お前が聞いてる曲と同じの、俺聞いてた。

お前は何時も俺の隣で
ずっと笑っていたのに
俺はその優しさにも気付かず
突き放し遠ざけていた


双子の唄、片割れの兄が紡いだ唄。

俺等もやっぱり兄弟なんだな……変なところでシンクロしてる。


犯罪が、こいつを巻き込みませんよう。
もし巻き込むなら俺にしてくれよ。
兄として守るよ。俺が。


海の水面に視線を落とす
良く似た風貌の姿を重ねて

「もしも生まれ変われるのならば……



++++++++++++++

前の記事で書いた「僕」とこの「俺」は兄弟ですよー^^



また替え歌ネタかよ。
バレバレじゃないの。
兄貴のリグレットか今度は。


つーかノクト王子かっけえ(それFF

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マンションの最上階。
僕が住む場所。
父親と母親と兄と姉、そして僕。
その日の朝焼けは綺麗だったよ。
初めて初めて、綺麗だと思えました。

朝起きて、毎日同じ事を繰り返す。
学校でも同じだよね。
学校では『真面目な男子生徒』の仮面を被って僕は生きてる。
疲れる、なんてことはないよ。
僕は生まれたときからこうだから。
無意識の内に出てくる唄。
零れ出して、流れて消えてく。
ちょっとテンポの速いメロディーに載せて唄う

無いはずの涙が零れそうで 
今下を向くものか 
思い留まるから
人間(ヒト)として生きていけるものか 悟った 
思い出して
揺れて 揺れて 
堕ちてゆく


僕の唄聞いて、寄ってくる女子達。
いい人のフリして対応する。
他の男子が恨むって?
全然そんなことないんだ。不思議だね、この世界は。
昨日見た朝焼けは綺麗だったかな?

下校。歩道橋。夕焼け。
綺麗だね、この世界は。
そして、それ以上に、この世界は汚い。
そう考えると、少し悲しくなって、涙が滲んできた。
そんな時、つけてる赤いヘッドフォンから流れてくるのはあの唄と歌詞。

後どれだけ叫べばいいのだろう
後どれだけ浴びればいいのだろう
もうやめろ 俺はもう戻れない
何時か夢見た記憶が閉じる

真っ暗で明かりもない 闇しかないこの世界で
あるはずがないあの時の日々が見えた気がした


信号を渡って、家に着く。
うん、今日もできたよ。
「お仕事はしましたよー」
僕の言葉に母さんは笑う。幸せそうだね。
僕はどうだろうね?
幸せで不幸で、不幸で幸せ。
定義なんてどこにもない。
自分で決めるんだね。
じゃあ僕は…


朝起きたよ。目覚まし時計を止めて。
窓を開けて、光を見る。

朝焼けは綺麗ですか?


闇を駆ける光に祈りを……


+++++++++++++++

長くてごめんなさい。


この「僕」の主は決めてません。新キャラだな。
こいつが「自分は不幸か幸せか」決めたのかはご想像に。

最初は少し自虐的なのを書こうとしたんだけど…だからちょっと変ですねwww


誰か気付いた人居るかな?
この子が聞いてる曲。歌詞だけど。

俺が徘徊記の方でやってる替え歌の歌詞なんだよwwww
悪音バージルでブラック★ロックシューターの歌詞!


追記に全部載せたよー。

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一応1個ずつやろうかな、と思って。



夢から覚めて


遮光カーテンを掛け忘れた窓から、寝ている俺を嘲笑うかのように光が射し込む。
瞼を通しても伝わってくる光に、目を開けた。
寝起きの目に飛び込んだ光に驚き、手を翳した。
頭はまだ薄ぼんやりとして、覚醒していない。
そんな頭で、不意に思い出したこと。
夢を見ていた気がする。
何かは分からないけど……
そうこうしている内、夢の記憶は薄れて掻き消されて消えていく。
そして俺は、今日を生きる


ちゃんと寝たはずなのに、頭が重い。
風邪でもないし、疲れなんてあるはずがない。
此処では一番の疲れ知らず、って言われるこの俺が、これくらいで疲れる訳がない。
だとしたら、何かあるのか。
何かが心に引っ掛かる。
何だ?
それが何かを知るのは夜


何時も通りに仕事を終えて、何時も通りに武器の手入れをし終わる。
後は寝るだけ。
ライトも何もない部屋。月の青白い光だけが光源。
俺はこの光が好きだった。
理由はよく分からない。ただ、何となく安心する。
これが好きで、毎日カーテンを閉め忘れているのか。
今度からはちゃんと閉めよう。日光だけはどうも苦手だ。

俺は闇に暗を置く。
そのままベッドに寝転がる。
その瞬間、俺は気付いた。
今日1日中、何故こんなにも倦怠感が続いていたのか。

ああ、あの夢のせいか

何か引っ掛かるような感覚を覚えたのは、きっと
きっと、俺の昔の記憶か何かだったんだ。
そう考えると、今までの怠さが嘘ように引いていく。
俺はそんなことを考えながら、眠りについた。

夢から覚めて
夢を覚まして
目を覚まして
目が覚めて
夢を見て
忘れて
思い出して
夢から覚めて




短編。
名前出てないけど分かるかな。ヘメティだよー。
寝る!!

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