魔界に堕ちよう PROLOGUE 忍者ブログ
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青年は薄暗い廊下を進んでいた。
その手に持っている巨大鎌の青白い光が、床に反射した。
彼は心の中で諦めを帯びた言葉を放つ
『この戦場が俺の生きる場所ならば。敵を消すのが俺のする事ならば俺はそれに従うだけだ』
自分の感情も何もかも押し殺し、ただ鎌を振るう『死神』となって。

司令官と助手は資料を手に机に向かっていた。
この世界をどうしたら救済できるのかと
司令官は人当たりの良さそうなのんびりとした笑顔の裏に葛藤を抱え
助手はその楽しそうな笑顔の裏に悲しみを抱え
彼等はこの戦場の舞台裏で生きてゆく。

小さな街の小さな軍に属している大佐は銃器の整備をしていた。
何故自分はこの場所に居るのだろうと、何故自分は何も守れないのかと
悲しみを感じる暇もないまま、戦場に駆り出される
『先にいってしまったあいつの分まで生きてこの世界を変えなければならない』
胸に秘めた想いだけで、彼は銃の引き金を引く。

男は世界のどこかで生きていた。
傍らに置いてある黒く赤い光を帯びている巨大鎌を手に取る。
その顔に笑みが浮かんだが、すぐに消えた。
『あいつはまだ生きていてくれるだろうか? 俺の弟子なんだから死んではいない筈だけど』
その弟子と再会する事等知らずに

少女は金属で出来た都市の中を歩いていた。
両親はもう居ない。幼馴染みは何処かに姿を消してしまった。
彼女は一人、この世界で生きていた。
『ずっと昔に姿を消したあいつに、また会えるって信じてるから』
その幼馴染みと対立するとは知らずに

執事は一人の人間の前に跪いていた。
あのままでは世界を見ることさえ叶わなかった。
そんな自分を深い闇から救い出してくれた人間の前に跪き、言う。
『貴方を永遠に御守り致します──永遠に、仕えさせていただきます』
いつか与えられた命が、止まるまで


支配者は、都市で一番高いビルの最上階から下界を見ていた。
この世界を支配しているのが自分だと、思うだけで笑みが零れる。
彼は不意に、昔の事を思い出した。
『彼は今頃どうしてるだろう?どこかで死んでるのかな?生きていても何も解らないだろうけど』
自らが闇に染まったときの唄を託した事を忘れて


俺は、この世界を支配している都市の中にいた。
あの時、あの人達に見つけられていなかったら、きっと俺はとっくに死んでいたと思う。
みんなが居たから、今の俺が居る。
名前以外自分の事も何も解らないけれど、それは俺が生きている限り、いつか解るって信じてる。
俺は唯一持っていた日本刀を手に生きていく。


俺は……──ヘメティ

リレイズのプロローグみたいなのを書いてみたかった。
後悔はしていない。

・・・さて、少し宿題やろうぜ俺・・・


うわああああああスクアーロ受けの同人誌欲しいよおおおおおお(黙れ

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