魔界に堕ちよう 夕暮れの墓場に一人佇む 忍者ブログ
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オレは目の前にある、小さな墓を見据えた。
意味もない戦争で死んでいってしまった、仲間を。
いつもならオレの隣で、「本当にお前は軍人か」と問い質したくなる程、明るくて呑気で
それでいて──皆の希望となっていた彼を、墓石越しに見る。
もうそいつがここに来ることはない。
皆に「いつかこんな事も終わる」と言って元気づけてくれた声が聞こえる事も二度と、ない

この軍服を着て、その手に銃を持ったその時から、死ぬことは覚悟していただろう。
それが、オレ達──軍人なのだから。
だが、だからといって死に恐怖しない訳がない。

彼は最期、何を想ってその命の花を散らせたのか
オレには理解する術もない

こういった意味では、オレはどこまでも無力な人間だろう。
戦場で立ち回り、『大佐』という地位を得た人間ではあれど


オレは無意識の内に、彼が戦場に行くときに、オレに笑って言った最期の言葉を思い出していた。

「──大丈夫だ」
オレは墓石に向けて語りかける。
腰を落とし、その墓石にそっと触れた。
お前が最期に言った言葉と、最期の頼み──或いは願い──は、オレが成し遂げよう


オレは立ち上がると、一度敬礼をした。


オレもいつか、予期せぬ所で死ぬかもしれない
死と隣り合わせの状況で、彼の望みを叶える事は──難しいだろう
それでもオレは

\(^o^)/



シェイドの過去話なんてやるもんじゃないですね!
何か無性に書きたくなったんだ…←
多分シェイドには戦友居ると思うんだぜ。

ちなみにさりげなくお題消化物。

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