I permanently serve you. NeroAngelo
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眠くて頭が働かん^p^
「あれ……?ここどこ……?」
私は完全に──認めたくはないが、迷子になっていた。
どうしようかと考えていたとき、私の視界に何かが入った。
「──あそこちょっと、行ってみようかな……道教えて貰えるかもしれないし」
私はそう思うと、少し遠くに見えていた大きな建物に向けて歩き出した。
──遠くから、銃声と悲鳴のようなモノが聞こえた気がしたけれど……気のせいだろう。
いつもあそこからは、聞こえているから。
RELAYS - リレイズ - 18 【危機】
「──『どういう事だ』?言葉の通りだよ」
シェイド大佐に、ザクストは笑いながら答えた。
「違う……!──お前は『演技』と言ったな……それは……どういう意味だ」
「あぁ、何だそっちか。それは──」
「──オイ!何かあったのか!?」
ザクストの言葉を遮る形で、よく通る声が聞こえた。
「ラスターさん!?」
「馬鹿、来るな!!」
俺の声とシェイド大佐の声が重なった。
ザクストは何も言わず、雑木林から出てきたラスターさんに銃口を向けた。
そして、向けると同時に発砲した。
その直後、銃声に被さるようにして甲高い金属音が響き渡った。
「あっぶねェな……!オレじゃなかったら死んでたぞ、多分!」
傷一つ負っていないラスターさんを見てザクストは少し驚いたようだったが、すぐに笑みを取り戻した。
「へぇ……ただの武器屋の兄サンかと思ったら、そんな事もできんのか」
「ハッ、オレをナメんなよ?『お客さん』」
ラスターさんは言いながら、ザクストの銃弾を弾いた剣を肩に担いだ。
そのまま、俺達の居る方へと歩み寄ってくる。
「お客さん、って……まさか──」
「ああ、そうだよ。──こんな事になるんだったら、お前に銃なんざ売らなきゃ良かったぜ」
ラスターさんは溜め息を吐き、肩に担いでいた剣を握り直すとザクストにその切っ先を向けた。
「ありがとな、店長。整備も良くしてあって使いやすい」
言いながら、ザクストはラスターさんに再度銃口を向ける。
「そりゃどうも」
一度笑って言ったラスターさんは、ザクストに向かって跳躍した。
その勢いのままに振り下ろされたラスターさんの剣を、ザクストは避けずに銃身で受け止めた。
ラスターさんはそれを弾き返し、体勢を整えた。
「──ヘメティ!」
「な、何ですか!?」
突然名前を呼ばれ、俺は驚いたがすぐに返事をした。
「そこに倒れてる嬢ちゃん連れて行け!まだ死んでねェ筈だ!!」
ラスターさんが指差した先には、倒れているウライが居た。
「解りました!」
俺は頷くと、ウライに駆け寄った。
軍服の袖から見える細い手首に、指を当てる。
かなり小さいが、脈を感じ取れた。耳を澄ませれば、呼吸音も。
俺はウライを背負う。女性だからという事も有るのか、軽い。
「さっさと連れて行け」
「え……ソーマとシェイド大佐は!?」
「この状況で、誰が逃げるか」
「ソーマの言う通りだ。オレは逃げる気など毛頭無いがな」
シェイド大佐は少しだけ笑い、ライフルを構え直した。
「──行け!!」
シェイド大佐とソーマの声と同時に、俺は走り出した。
軍の基地内に入れば、大丈夫な筈だ。
そこまで行けばウライは、助かる。──いや……絶対に、助ける。
俺は走り出してから暫くして、あることに気付く。
「……何で、誰も……居ないんだ……!?」
敵兵も、こちらの兵士も、誰一人として見つからない。
まるで、人払いでもされたかのように。
──何か、嫌な予感がする。
俺は妙な胸騒ぎを抱えたまま、走り続けた。
「ここか……!」
俺は息を切らせながら、軍の入口に辿り着いた。
足を止めて、背負っているウライを見る。
「──まだ、生きてるか……?」
返事は返ってこないだろうと思いながらも、声を掛けてみた。
「……生き、て……ます……」
か細い声で、ウライは途切れ途切れに返してくれた。
「良かった──」
俺が一歩踏み出した瞬間、ウライが再び口を開いた。
「私、は……大丈夫です……だから、早く……」
聞き逃さないように、耳を澄ませる。
「早く……行って、下さい──大佐達の所……」
「そんな事──あんたを置いて出来るわけ無いだろ!」
「あいつは……ザクスト、は……あの3人だけじゃ──」
ウライの声を掻き消すように、少し離れた所にある塀が派手な音を立てて崩れた。
俺は弾かれるようにそちらを見る。
何が起こったのかを理解する前に、激しい銃声が辺りを包み込んだ。
その銃声が止むよりも先に、俺のすぐ後ろの壁に何か──いや、『誰か』が吹き飛ばされた。
「がはッ……!」
「ラスターさん!?」
ラスターさんは口元に流れている血を拭うと、傍に落ちていた自分の剣を持つと走り出した。
「あの人達、だけじゃ──勝てない」
俺はその言葉に凍り付く。
「俺は──」
「邪魔だ、退けッ!!」
鋭い声と共に、俺の隣にソーマが降り立った。
ソーマは降り立つのと同時に、ナトゥスを構え直すと跳んだ。
「……このままじゃ、みんな……死にます……」
「そんな……」
「だから、早く──」
俺は、どうしたらいい?
このまま基地内にウライを連れて行って、ソーマ達を見殺しにするか
それとも、ウライを置いてソーマ達に加勢し、ウライを死なせるか
俺には、どちらを選択する事も──出来ない。
だが、それが出来ないというのなら
「俺は……」
俺が口を開いた瞬間、俺の背後から地面を踏み締める音が微かに聞こえた。
「──ッ、誰だ!」
俺はそちらを振り返り、ウライを背負っていない手で銃を抜き、向けた。
それと同時に、その人間の姿が目に入った。
「何、で……」
俺は驚きを隠せなかった。
これを見て驚かない人間が、果たしているのかどうか──居ないだろう。
俺に銃を向けられ、完全に怯えている人間は、震える声で言う。
「──何が、あったの……?」
「何で、お前が……ここに……」
俺はその人間の言葉を無視して、言った。
「何で『一般人』が──」
「何でお前が、ここにいるッ!!」
人間──いや、イーナに向けた銃口が、震えた
長くwwwなったwwwっうぇwwwしにてぇwwww←
なにこれwww
まあイーナは方向オンチだから、と言い訳してみる。
「あれ……?ここどこ……?」
私は完全に──認めたくはないが、迷子になっていた。
どうしようかと考えていたとき、私の視界に何かが入った。
「──あそこちょっと、行ってみようかな……道教えて貰えるかもしれないし」
私はそう思うと、少し遠くに見えていた大きな建物に向けて歩き出した。
──遠くから、銃声と悲鳴のようなモノが聞こえた気がしたけれど……気のせいだろう。
いつもあそこからは、聞こえているから。
RELAYS - リレイズ - 18 【危機】
「──『どういう事だ』?言葉の通りだよ」
シェイド大佐に、ザクストは笑いながら答えた。
「違う……!──お前は『演技』と言ったな……それは……どういう意味だ」
「あぁ、何だそっちか。それは──」
「──オイ!何かあったのか!?」
ザクストの言葉を遮る形で、よく通る声が聞こえた。
「ラスターさん!?」
「馬鹿、来るな!!」
俺の声とシェイド大佐の声が重なった。
ザクストは何も言わず、雑木林から出てきたラスターさんに銃口を向けた。
そして、向けると同時に発砲した。
その直後、銃声に被さるようにして甲高い金属音が響き渡った。
「あっぶねェな……!オレじゃなかったら死んでたぞ、多分!」
傷一つ負っていないラスターさんを見てザクストは少し驚いたようだったが、すぐに笑みを取り戻した。
「へぇ……ただの武器屋の兄サンかと思ったら、そんな事もできんのか」
「ハッ、オレをナメんなよ?『お客さん』」
ラスターさんは言いながら、ザクストの銃弾を弾いた剣を肩に担いだ。
そのまま、俺達の居る方へと歩み寄ってくる。
「お客さん、って……まさか──」
「ああ、そうだよ。──こんな事になるんだったら、お前に銃なんざ売らなきゃ良かったぜ」
ラスターさんは溜め息を吐き、肩に担いでいた剣を握り直すとザクストにその切っ先を向けた。
「ありがとな、店長。整備も良くしてあって使いやすい」
言いながら、ザクストはラスターさんに再度銃口を向ける。
「そりゃどうも」
一度笑って言ったラスターさんは、ザクストに向かって跳躍した。
その勢いのままに振り下ろされたラスターさんの剣を、ザクストは避けずに銃身で受け止めた。
ラスターさんはそれを弾き返し、体勢を整えた。
「──ヘメティ!」
「な、何ですか!?」
突然名前を呼ばれ、俺は驚いたがすぐに返事をした。
「そこに倒れてる嬢ちゃん連れて行け!まだ死んでねェ筈だ!!」
ラスターさんが指差した先には、倒れているウライが居た。
「解りました!」
俺は頷くと、ウライに駆け寄った。
軍服の袖から見える細い手首に、指を当てる。
かなり小さいが、脈を感じ取れた。耳を澄ませれば、呼吸音も。
俺はウライを背負う。女性だからという事も有るのか、軽い。
「さっさと連れて行け」
「え……ソーマとシェイド大佐は!?」
「この状況で、誰が逃げるか」
「ソーマの言う通りだ。オレは逃げる気など毛頭無いがな」
シェイド大佐は少しだけ笑い、ライフルを構え直した。
「──行け!!」
シェイド大佐とソーマの声と同時に、俺は走り出した。
軍の基地内に入れば、大丈夫な筈だ。
そこまで行けばウライは、助かる。──いや……絶対に、助ける。
俺は走り出してから暫くして、あることに気付く。
「……何で、誰も……居ないんだ……!?」
敵兵も、こちらの兵士も、誰一人として見つからない。
まるで、人払いでもされたかのように。
──何か、嫌な予感がする。
俺は妙な胸騒ぎを抱えたまま、走り続けた。
「ここか……!」
俺は息を切らせながら、軍の入口に辿り着いた。
足を止めて、背負っているウライを見る。
「──まだ、生きてるか……?」
返事は返ってこないだろうと思いながらも、声を掛けてみた。
「……生き、て……ます……」
か細い声で、ウライは途切れ途切れに返してくれた。
「良かった──」
俺が一歩踏み出した瞬間、ウライが再び口を開いた。
「私、は……大丈夫です……だから、早く……」
聞き逃さないように、耳を澄ませる。
「早く……行って、下さい──大佐達の所……」
「そんな事──あんたを置いて出来るわけ無いだろ!」
「あいつは……ザクスト、は……あの3人だけじゃ──」
ウライの声を掻き消すように、少し離れた所にある塀が派手な音を立てて崩れた。
俺は弾かれるようにそちらを見る。
何が起こったのかを理解する前に、激しい銃声が辺りを包み込んだ。
その銃声が止むよりも先に、俺のすぐ後ろの壁に何か──いや、『誰か』が吹き飛ばされた。
「がはッ……!」
「ラスターさん!?」
ラスターさんは口元に流れている血を拭うと、傍に落ちていた自分の剣を持つと走り出した。
「あの人達、だけじゃ──勝てない」
俺はその言葉に凍り付く。
「俺は──」
「邪魔だ、退けッ!!」
鋭い声と共に、俺の隣にソーマが降り立った。
ソーマは降り立つのと同時に、ナトゥスを構え直すと跳んだ。
「……このままじゃ、みんな……死にます……」
「そんな……」
「だから、早く──」
俺は、どうしたらいい?
このまま基地内にウライを連れて行って、ソーマ達を見殺しにするか
それとも、ウライを置いてソーマ達に加勢し、ウライを死なせるか
俺には、どちらを選択する事も──出来ない。
だが、それが出来ないというのなら
「俺は……」
俺が口を開いた瞬間、俺の背後から地面を踏み締める音が微かに聞こえた。
「──ッ、誰だ!」
俺はそちらを振り返り、ウライを背負っていない手で銃を抜き、向けた。
それと同時に、その人間の姿が目に入った。
「何、で……」
俺は驚きを隠せなかった。
これを見て驚かない人間が、果たしているのかどうか──居ないだろう。
俺に銃を向けられ、完全に怯えている人間は、震える声で言う。
「──何が、あったの……?」
「何で、お前が……ここに……」
俺はその人間の言葉を無視して、言った。
「何で『一般人』が──」
「何でお前が、ここにいるッ!!」
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サイトにて活動中。
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FF、DMC、TOAをメインにやる予定だったのに何かオリジナル増えそう。
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