I permanently serve you. NeroAngelo
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
チェーンメール。
「このメールを○人に送らないと〜」とかいうような迷惑メールの事…だったよな。
合ってるか?
まあ、とにかく。
俺は滅茶苦茶悩んでいた。
携帯を持ってから1ヶ月も経っていない俺の元に、そのチェーンメールなる物が送られてきたのだ。
まだメールの出し方でさえマニュアルを見ながらじゃないと出来ない程機械オンチな
俺に、どうやってこれを……
そもそも、俺のメールアドレスはどっから流出しやがった。
誰か晒しでもしてるのか?…それはないか。
そうそう。
メールの全文はこうだ。
このメールを4人に回さないと、夜明けと共に貴方は死にます
いや、殺されます
事故に遭うのでも、寿命が来るのでもない
……とかいう、短いメールだ。
まったく、タチの悪い迷惑メールだな。
誰だ、こんなのを思い付いた奴は。
この先にも何か4文字くらいの単語があった気がするが、無視だ無視。
まあ、文句を言っても無駄だ。送られちまったのはしょうがない。
こんなモン、即削除だろ。
ピッ
……あれ、何で削除できないんだ?
おかしい。
ここのボタンを押せば……
何度やっても、この迷惑この上ないメールは削除できやしない。
う〜ん……壊れたか?
明日、あいつにでも聞いてみるか。
俺1人じゃ解決できないしな。
あはは……
何か虚しくなってきた。
俺は携帯の電源を落とし、部屋の電気を消し、眠りについた。
───コン、コン
……ん?
微かなノックの音で、俺は目を覚ました。
携帯の時計を見れば、まだ午前4時半。
誰だ、こんな馬鹿みたいな時間に……
俺は布団から起き上がり、携帯を手にドアへ向かった。
「どちら様ですか〜……」
欠伸混じりの声で、当然の質問をする。
だが、返事はない。
俺は疑問に感じ、ドアをゆっくりと開けてみた。
……あれ?
そこには、誰も居なかった。
先程のノック音は風のせいだったのだろうか。
でも今は全くの無風だ。ドアを揺らす程の強風は当然のこと、そよ風さえ吹いていない。
何だったんだ?
そう思った瞬間、突然携帯が鳴り出した。
び、ビックリするな…
鼓動を休めながら、携帯に出る。
「もしもし……もしもし?」
電話の主は、俺に応対せずに黙っていた。
「間違い電話か…?」
相手に聞こえないくらいの小声で呟く。
その時、やっと相手が口を開いた。
『───後ろ───』
感情の篭もっていない冷たい声で、相手はそれだけを言った。
「後ろ?」
言われた通り、俺は、後ろを振り向いてみた。
「な……!?」
俺は絶句した。
何の前触れもなく、俺の真後ろに見知らぬ男が立っていた。
「あんた───」
誰だ、と続けようとしたが、俺は言葉を続けることができなかった。
男の手に握られている物を、俺は見てしまった。
それが
夜明けの光を浴びて、学生寮の42号室の前
赤い花が綺麗に咲いていた。
俺が 最期に 目に 入れた のは
綺麗 すぎる 朝焼け
「このメールを○人に送らないと〜」とかいうような迷惑メールの事…だったよな。
合ってるか?
まあ、とにかく。
俺は滅茶苦茶悩んでいた。
携帯を持ってから1ヶ月も経っていない俺の元に、そのチェーンメールなる物が送られてきたのだ。
まだメールの出し方でさえマニュアルを見ながらじゃないと出来ない程機械オンチな
俺に、どうやってこれを……
そもそも、俺のメールアドレスはどっから流出しやがった。
誰か晒しでもしてるのか?…それはないか。
そうそう。
メールの全文はこうだ。
このメールを4人に回さないと、夜明けと共に貴方は死にます
いや、殺されます
事故に遭うのでも、寿命が来るのでもない
……とかいう、短いメールだ。
まったく、タチの悪い迷惑メールだな。
誰だ、こんなのを思い付いた奴は。
この先にも何か4文字くらいの単語があった気がするが、無視だ無視。
まあ、文句を言っても無駄だ。送られちまったのはしょうがない。
こんなモン、即削除だろ。
ピッ
……あれ、何で削除できないんだ?
おかしい。
ここのボタンを押せば……
何度やっても、この迷惑この上ないメールは削除できやしない。
う〜ん……壊れたか?
明日、あいつにでも聞いてみるか。
俺1人じゃ解決できないしな。
あはは……
何か虚しくなってきた。
俺は携帯の電源を落とし、部屋の電気を消し、眠りについた。
───コン、コン
……ん?
微かなノックの音で、俺は目を覚ました。
携帯の時計を見れば、まだ午前4時半。
誰だ、こんな馬鹿みたいな時間に……
俺は布団から起き上がり、携帯を手にドアへ向かった。
「どちら様ですか〜……」
欠伸混じりの声で、当然の質問をする。
だが、返事はない。
俺は疑問に感じ、ドアをゆっくりと開けてみた。
……あれ?
そこには、誰も居なかった。
先程のノック音は風のせいだったのだろうか。
でも今は全くの無風だ。ドアを揺らす程の強風は当然のこと、そよ風さえ吹いていない。
何だったんだ?
そう思った瞬間、突然携帯が鳴り出した。
び、ビックリするな…
鼓動を休めながら、携帯に出る。
「もしもし……もしもし?」
電話の主は、俺に応対せずに黙っていた。
「間違い電話か…?」
相手に聞こえないくらいの小声で呟く。
その時、やっと相手が口を開いた。
『───後ろ───』
感情の篭もっていない冷たい声で、相手はそれだけを言った。
「後ろ?」
言われた通り、俺は、後ろを振り向いてみた。
「な……!?」
俺は絶句した。
何の前触れもなく、俺の真後ろに見知らぬ男が立っていた。
「あんた───」
誰だ、と続けようとしたが、俺は言葉を続けることができなかった。
男の手に握られている物を、俺は見てしまった。
それが
夜明けの光を浴びて、学生寮の42号室の前
赤い花が綺麗に咲いていた。
俺が 最期に 目に 入れた のは
綺麗 すぎる 朝焼け
この記事にコメントする
投票なう
プロフィール
HN:
赤闇銀羽
HP:
性別:
非公開
職業:
ソルジャー1st
趣味:
妄想!
自己紹介:
こちらは更新凍結しました
サイトにて活動中。
手描きブログ。
FF、DMC、TOAをメインにやる予定だったのに何かオリジナル増えそう。
こちらは更新凍結しました
サイトにて活動中。
手描きブログ。
FF、DMC、TOAをメインにやる予定だったのに何かオリジナル増えそう。
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
作業用BGM集
カテゴリー
最新コメント
[03/12 赤闇銀羽]
[03/12 凪ノ助]
[07/24 赤闇銀羽]
[07/15 待草]
[07/10 赤闇銀羽]
[07/10 待草]
[06/26 赤闇銀羽]
[06/25 シュリ]
最新記事
(01/07)
(05/13)
(12/30)
(12/01)
(10/24)
(10/24)
(10/14)
ブログ内検索
アーカイブ
カウンター