無題

貴方の為ならば
私は何処へでも付いていきましょう
世界の果てまでも仕えましょう
貴方の為ならば
私は手をも汚しましょう

永久に貴方の下に跪きましょう

そして最後は
愛しい愛しい
貴方のその手で


私を殺して下さい

淡々と、独り

お父さんは？
何処かに行った
お母さんは？
殺された
兄弟は？
双子だった
君は？
弟
お兄さんは？
今は居ない

独りだよ

無題

手を伸ばしても、掴めなかった
一番傍に居たのに

伸ばした手は突き放されて
手を伸ばしたけど気付かれなくて

俺のこんな掌じゃ
あんたを救うことさえ出来ない
できるのは、自分を守る刃を持つことだけ

あんたの狂気に少しでも
少しでも早く気付けていたなら


未来は変わっていましたか。

カゲフミ

サヨウナラも何も言わないで
闇の中にひとりでそっと消えた。

影を踏んでいけば、また会える気がした。
子供の頃に２人で遊んだみたいに。

もう一度会いたいなんて
何度叫んだんだろう
この嗄れた喉で何度も叫んだ

影がないよ
陰がないんだ
塔の上に足を運ぶくらいしか俺にはできない


そうこれは終わらないカゲフミ

相対

幼馴染み同士
兄弟同士
双子同士
戦友同士
親友同士
親子同士

ある関係を持つ者達の交錯と対立と戦いと闘いと思いと想い

頭痛

この頭痛は何だ何故だ
何故
響く声に音色に感化され
頭痛は酷くなり

この痛みは響く音と声
ああこれは何で

何もない
過呼吸になるのは何故

この音と声と歌声が
俺に行けと全てを取り戻せと走り出せと身体を動かせと
立ち上がれと

そう俺は行かなくちゃならないんだ
この先の

無意識

無意識の内に手が動いた先にあるのは、君の軌跡。
無意識の内にページを開いたのは、君の足跡。

俺は仲良くやってるよ。
謝罪さえ届かないかも知れないけれど。
言いたいこと、たくさんあったはずなのに、言葉が上手くまとまらないんだ。

俺は、不安と仲良くしてます。
君は、優しい光みたいなみんなと仲良くやってますか？

俺だけが辛いんじゃないって頭で分かってても、不安って怖い


青空が酷く暗く見えたよ