I permanently serve you. NeroAngelo
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俺の傍には、いつもあんたが居てくれた。
俺はぼんやりと、そんなことを考えていた。
今も傍に居てくれてるのに、何でこんなに、遠く感じるんだろう。
いつもと同じように笑ってくれてるのに、何でこんなに、笑顔が悲しく感じるんだろう。
どうしてなんだ?
誰か教えてよ…
泣きたいのに、泣けないんだ。
身体が言う事を聞いてくれない。
こんなに辛くて、悲しくて、それでも。
『トモダチ、だろ?』
直後聞いたのは、悲鳴
俺はぼんやりと、そんなことを考えていた。
今も傍に居てくれてるのに、何でこんなに、遠く感じるんだろう。
いつもと同じように笑ってくれてるのに、何でこんなに、笑顔が悲しく感じるんだろう。
どうしてなんだ?
誰か教えてよ…
泣きたいのに、泣けないんだ。
身体が言う事を聞いてくれない。
こんなに辛くて、悲しくて、それでも。
『トモダチ、だろ?』
直後聞いたのは、悲鳴
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俺がこれから行く『向こう』は、一体どんな所で、どんな世界なのだろうな。
この世界と同じか、それとも違うかは分からない。
お前は「生きているなら知らせてくれ」と言うが、そっちに知らせ等やる気はない。
そもそも、どうやって別の世界から別の世界に知らせろと言うんだ。
やはり最後までお前は馬鹿だったか。
扉を開いて、俺は眼下に広がる闇を見下ろす。
俺はこの闇の中に堕ちていく。
お前が流した涙も、お前が口にした祈りの言葉も、何もかもが届かない闇の中。
雲ひとつ見つからないような、拍子抜けする程に晴天の今日は
「こんなの、お別れ日和だ」そう言ってお前が泣き叫ぶようで。
俺はそれに嘲笑だけ返した。
有り触れた今までの人生を、赫く色付けるかのような
たおやかな日々だった。
お前は迷うこともなくそう思っているだろう?
「またいつの日にか」
「俺は絶対あんたに出会える」
そう自信に満ち溢れた声で言ったお前。
そんな希望は、俺の胸には欠片程もない。
だが、お前には、お前の心の中には───
形を持って、しっかりとあるのだろうな。
この扉が閉まれば、このまま、二度と会う事もなく、離れ離れになる。
お前のその阿呆面も、もう二度と見られない。
別に見納めしておきたい物でも何でもない。逆にせいせいするくらいだ。
有り触れた今までの人生を
赫く色付けるかのような
『たおやかな日々だった』
そう、思えたらいいがな。
……さよなら
この世界と同じか、それとも違うかは分からない。
お前は「生きているなら知らせてくれ」と言うが、そっちに知らせ等やる気はない。
そもそも、どうやって別の世界から別の世界に知らせろと言うんだ。
やはり最後までお前は馬鹿だったか。
扉を開いて、俺は眼下に広がる闇を見下ろす。
俺はこの闇の中に堕ちていく。
お前が流した涙も、お前が口にした祈りの言葉も、何もかもが届かない闇の中。
雲ひとつ見つからないような、拍子抜けする程に晴天の今日は
「こんなの、お別れ日和だ」そう言ってお前が泣き叫ぶようで。
俺はそれに嘲笑だけ返した。
有り触れた今までの人生を、赫く色付けるかのような
たおやかな日々だった。
お前は迷うこともなくそう思っているだろう?
「またいつの日にか」
「俺は絶対あんたに出会える」
そう自信に満ち溢れた声で言ったお前。
そんな希望は、俺の胸には欠片程もない。
だが、お前には、お前の心の中には───
形を持って、しっかりとあるのだろうな。
この扉が閉まれば、このまま、二度と会う事もなく、離れ離れになる。
お前のその阿呆面も、もう二度と見られない。
別に見納めしておきたい物でも何でもない。逆にせいせいするくらいだ。
有り触れた今までの人生を
赫く色付けるかのような
『たおやかな日々だった』
そう、思えたらいいがな。
……さよなら
白い部屋に、大きな窓。
窓にかけられているのは薄いカーテン。
色は真っ赤。綺麗に真っ赤だ。
元は白いカーテンだった物だが、俺があいつに無理を言って赤くして貰った。
ちょっと悪かったかな、と思っているのかと問われれば、こう答える。
「全然思ってない」。
謝る気も、反省する気も俺にはまったく無い。
窓際に歩く。
足下の絨毯を踏みしめて、ゆっくりとカーテンに触れた。
暗めの赤のカーテンは、明るい日差しを浴びて微かに光を反射していた。
……うーん……
やっぱりもうちょっと明るい赤の方が良かったかもしれない。
本当に我が侭だな、と自分でも思う。ちょっとだけだけどな。
……そうだ。
また誰かに頼もう。
暗い赤は俺の趣味じゃないしな。うん。そうしよ。
あいつはもう俺が言っても聞いてくれないだろうし……少し寂しいけどしょうがないな。
俺は笑いながら、部屋を出た。
部屋の窓際、血に染まったカーテンの傍の血溜まりに───
一輪の黒い薔薇が沈んでいた
窓にかけられているのは薄いカーテン。
色は真っ赤。綺麗に真っ赤だ。
元は白いカーテンだった物だが、俺があいつに無理を言って赤くして貰った。
ちょっと悪かったかな、と思っているのかと問われれば、こう答える。
「全然思ってない」。
謝る気も、反省する気も俺にはまったく無い。
窓際に歩く。
足下の絨毯を踏みしめて、ゆっくりとカーテンに触れた。
暗めの赤のカーテンは、明るい日差しを浴びて微かに光を反射していた。
……うーん……
やっぱりもうちょっと明るい赤の方が良かったかもしれない。
本当に我が侭だな、と自分でも思う。ちょっとだけだけどな。
……そうだ。
また誰かに頼もう。
暗い赤は俺の趣味じゃないしな。うん。そうしよ。
あいつはもう俺が言っても聞いてくれないだろうし……少し寂しいけどしょうがないな。
俺は笑いながら、部屋を出た。
部屋の窓際、血に染まったカーテンの傍の血溜まりに───
一輪の黒い薔薇が沈んでいた
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赤闇銀羽
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非公開
職業:
ソルジャー1st
趣味:
妄想!
自己紹介:
こちらは更新凍結しました
サイトにて活動中。
手描きブログ。
FF、DMC、TOAをメインにやる予定だったのに何かオリジナル増えそう。
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